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勉強法

「アウトプット大全」-学びを確実に成長へ繋げる唯一の方法

投稿日:2020年3月20日 更新日:

これを読めばあなたはもう忘れない。

今回は52万部のベストセラーである『アウトプット大全』について紹介します。

オススメポイント

  • 学びの効率を上げられる
  • 仕事や実生活に繋がる具体例が盛りだくさん
  • 科学的根拠に基づいていて内容を受け入れやすい
  • 2ページ完結+イラストが多く読みやすい

こんな人にオススメ

  • 勉強の効率を上げたい人
  • もっと仕事できるようになりたい社会人
  • 行動力を上げたい人

この本を読もうと思った理由は、読書を自己成長に繋げたいと思ったからです。これまでの自分の読書を振り返った時に、読んでいる時や直後は勉強になった!と感じるものの、時間が経つと内容をほとんど忘れてしまい、最後には「あの本面白かったな」以外の感想しか残っていない状態であることに気付きました。

つまり、読書で得た知識をあまり活かせていない「自己満足」の状態に陥っていました。そこで、学びを自己満足で終えず、自己成長に繋げたいと考えたため、この本で学び方の勉強をすることにしました。

結論としては、読んで大正解の一冊でした。間違いなくこれからの人生を変える一冊だったと思います。自分のこれまでの勉強法や本の読み方、仕事の仕方などを変えたい!変えるべき!と思わせられました。そして思うだけでなく、すぐに行動に移させるだけの力がこの本にはありました。感想については後述します。

本の概要

この本では、学びにおいて「インプットよりもアウトプットが大切である」という考えのもと、インプットした情報(学んだことや気付き)を上手にアウトプットする方法が80例紹介されています。

著者の樺沢先生は精神科医をされている方であることから、脳科学に基づいた科学的に根拠のある方法や考え方が書かれており、よく見かける根拠なしの根性論を展開するような本とは全く違い、真に役立つアウトプット法を学べます。

例えばメラビアンの法則*という心理学で有名な法則に基づいて、上手に人とコミュニケーションを取る方法(伝え方、断り方、謝り方等)について書かれています。このように科学的根拠に基づいて話が展開されていると、理系の私でもすんなり内容を受け入れることができます。

*メラビアンの法則・・・人が矛盾した情報を受け取った時、視覚・聴覚・言語のどの情報を信じるかについて実験したものです。その結果、視覚55%、聴覚38%、言語7%という結果が得られ、コミュニケーションにおいては言語情報(何を話すか)だけでなく、非言語情報(どのように話すか)も重要であることを述べた法則です。

さらに樺沢先生は、メルマガ(毎日13年間)やYouTube(毎日5年間)、Facebook(毎日8年間)の投稿に加え、セミナーの開催(月2回以上9年間)や本の執筆(毎日3時間で11年)など様々な形でご自身の知識をアウトプットされているまさにアウトプットの達人です。そんなアウトプットの達人が人生で身に付けたアウトプット法を学べるのがこの本です。

この本ではアウトプットを「話す・書く・行動する」という大きく3つに分類しており、それぞれについて先生自身が普段行っているアウトプット法について、具体的な例を交えながら説明されています。

例えば、

「話す」では叱り方やほめ方、雑談の仕方や断り方さらには営業の仕方などについて書かれています。

「書き方」ではメモの取り方やプレゼン資料の作り方、文書のまとめ方や説得力のある文書の書き方などについて書かれており、

「行動の仕方」では継続力の身に付け方や挑戦の仕方、集中の仕方などについて書かれています。

このように、仕事や実生活に役立つ知識がたくさん書かれており、この本に書かれているアウトプット法を実践していけば、勉強や読書、仕事などで得た学びを確実に自分のものにすることができ、結果に繋げられます。

勉強してもすぐ忘れてしまう学生の方や、本を読んでもあまり成長が感じられない方、中々行動に移せない方や、もっと効率良く仕事ができるようになりたい社会人の方におすすめの1冊です。

本の感想・評価

私はこれまで、小学校から大学院生まで勉強に膨大な時間をかけてきましたが、とにかく教科書の内容を覚えてテストで良い点を取るという、インプット中心の勉強法をしてきました。

確かにテストではそれなりの点数を取れますが、今となってはその時勉強したことはほとんど覚えておらず、勉強で得た知識を成長に繋げられていません。

それは知識を詰め込むインプットばかりでアウトプットしてこなかったからであり、この本を読んでアウトプットの重要性に気付き、今までなんてもったいないことをしてきたのだろうと後悔しました。

この本を読めば、何かを学んだらすぐにアウトプットしたくなったり、インプットの仕方も、アウトプット前提のインプットに変わることで、必然的にインプット力も向上します。読めば自然と学びの効率が上がったことや、さらに行動力まで身に付いたと感じました。

この本は脳科学に基づいて論理的に話が展開されているため、内容が分かりやすく非常に読みやすいです。また、2ページ完結の内容が多く、重要な点もイラストでまとめられているため、集中して読み進められます。

そのため、本を読み慣れていない方でも読みやすい本だと感じました。また、辞書的な使い方ができるのも良い点だと思いました。

例えば説得力のある文章を書きたいと思ったら、この本の「書く」の項目から文章の書き方を探して、要点がまとまったイラストを見れば簡単に説得力のある文章を書くことができます。

学び方や、会話の仕方、文章の書き方に本の読み方など仕事や実生活に役立つ知識を幅広く勉強できるため、これから何かを学びたいという方には、学びを始める前に、この本で学び方の最適化をしていただきたいです。

学びを行動へ移した具体例

私はこの本から、学んだことは行動に移していかなければ忘れていくだけであることを学んだため、今回の学びを私なりに行動に移し、それをまとめてみました。皆さんもこれから様々なことを学んでいくと思いますが、それを行動に移す際の参考になればと思います。

私と同じような行動を起こしても良いですし、自分なりに足りないところを考えて、私とは異なるアプローチで行動を起こしても良いですし、大切なのは学びを行動へ移すことだと思うので、これを機に何か行動を起こしてみましょう!

◆本の読み方を変えた

今まで

本には書き込みなどを一切にせず、綺麗に本を読んでいました。さらに本はただ読むだけで特にアウトプットはせずに勉強した気になるという典型的な自己満足の読書法でした。

読んでから

読みながら重要だと感じたところにはアンダーラインを引き、1区切りついたところで要約をしたり、気付きをメモしたり、他の本で学んだこととの違いや類似点を探したり、得られた学びを全く別のことに応用できないか考えたりと「受け身の読書から攻めの読書」に変えました。さらに、1冊読み終えるとノートを2ページ使って内容の要約や、自分の気付き、学びをどう行動に移すかなどを書くようになりました。

◆TO DOリストを作るようになった

今まで

頭の中で1日の流れを管理していました。次に何するかを悩む時間があったり、たまにやり忘れるなど無駄がありました。

読んでから

TO DOリストを作ることで1日の流れを整理し、目の前の仕事に集中できるようになり、仕事の効率が格段に上がりました。やり忘れもなくなりました。

◆ブログを作った

このブログを作るきっかけになりました。もともとブログは作ってみたいと思っていたものの、中々一歩踏み出せずにいましたが、この本が背中を押してくれました。これからどんどん記事を書いていくつもりですが、記事にすると本への理解度や内容の記憶力が全然違うので、これからもどんどん記事を書いていきたいと思います。

本を読む前後での変化

◆圧倒的に記憶に残りやすくなった

この本を読む前までは、友達と最近読んだ本の話になると、内容を忘れてしまっていることが多く、「〇〇について書かれていて面白くておすすめできる。」としか言えず、具体的に何が面白かったか、どういうところがおすすめできるかといったことが詳しく説明できませんでした。

しかし、この本を読んで学びをアウトプットするようになってからは、何が面白いのか、どう考え方が変わったのか、どういう行動をするようになったのか、など具体的な説明ができるようになり、圧倒的に記憶に残りやすくなったと感じています。

また、インプットの仕方もアウトプット前提のインプットに変わったため、インプットの質もこれまでよりも向上したと感じています。

◆行動力が格段に上がった

アウトプットしないと記憶に残らず、学びを無駄にしてしまうという意識を持つようになったため、本を読んだり話を聞いて得た知識や気付きを行動に移すようになりました。行動力を上がった例としては、上述していますがもう一度書きます。

  • 本の読み方を180°変えた→本への書き込みや読書ノートを作る
  • 本で得た知識を実践→TO DOリストを作る
  • ブログを作って学んだことを発信する

◆効率が良くなった

私はこれまで、文章能力が低いことや、プレゼンスライドを作るのに時間が掛かると言った悩みを抱えていました。特にプレゼンスライドは作る機会が多く、それに時間が掛かってしまうことが、嫌で仕方なかったです。

そんな悩みを解決してくれたのがこの本でした。この本では様々なアウトプット法が書かれており、その中には文章の作り方やプレゼンスライドの作り方も書かれていて、プレゼンスライドの作り方として、

  • ノートにアイデアを書く
  • MS-Wordのアウトライン機能を使って構成を作る
  • Power Pointを使ってスライドを作る

というステップを実践することでプレゼンスライドを作るのに1週間近く時間を掛けていたところを、3日に短縮できるようになり、TO DOリストと併せてかなり効率よく仕事をこなせるようになりました。

確かに今思い返すと、プレゼンスライドを作るときにいきなりパワポを開いていたなと反省しました・・・(笑)

作文については、簡単には身につかないため、これからもこの本に書かれていることを意識しながら、このブログを通して練習していこうと考えているので暖かく見守ってください。

まとめ

今回は52万部のベストセラーである『アウトプット大全』について紹介しました。この本では読書などで得た知識を行動に移すためのノウハウが書かれており、脳科学に基づいた科学的に根拠のある80個のアウトプット法を、イラスト付きで分かりやすく簡潔に説明されている良書です。これからの人生を変えてくれる一冊になると確信しています。

この本を読んで私は、行動力が段違いに上がりました。本の読み方を変え、ブログを作るようになるなどこれまでの自分を見つめ直すことで、学んだことを忘れず、さらに実践できる人へと変われました。

皆さんも一緒に、読んで満足するだけの読書から、成長に繋げられる行動を伴った読書をするようにして、学びを結果に繋げられる人になりましょう!

ちなみに樺沢先生は、アウトプットの重要性に気付き、しっかりとアウトプットできるようになったのは40歳を過ぎてかららしいです。

他人が長い時間を掛けて学んだことを、安価に学ぶことができる読書はやはり最高の自己投資ですね。これからもどんどん本を読んでアウトプットすることで自己成長に繋げていきたいと思います!

参考 樺沢 紫苑 (2018). アウトプット大全 サンクチュアリ出版

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