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『漫画バビロン大富豪の教え』~お金持ちになる方法とは~

お金持ちになる方法知りたくないですか?

今回は100年読み継がれたベストセラー『バビロン大富豪の教え』の漫画版の紹介をします。

この本は古代都市バビロンの大富豪が教えるお金の稼ぎ方、増やし方についての7つの教えと5つの法則が書かれており、お金持ちのなり方、お金に対する考え方、働くとはどういうことなのか、幸せとは何なのかについて漫画で分かりやすく教えてくれる本です。

学校では教えてくれないお金の知恵や働くことの素晴らしさが学べ、お金に対する価値観が変わるため、全ての人にぜひ読んでいただきたいです。

私自身、漫画なんかとバカにしていましたが大きな間違いでした。漫画はむしろ、大切なところを残しつつ無駄は削り、誰にでもわかりやすいように書かれているため、短時間で重要なところだけを学ぶことができます。そしてシンプルに漫画として面白く、感動もできるため、2時間程度で一気に読み切ってしまいました。

この本を読もうと思った理由としては、小学校から大学院まで様々な勉強をしてきましたが、お金に関することだけは一切習っておらず、自分も周りの学生もお金についてはほとんど何も知らないということに気付き、お金に関する知識を勉強しなければならないと思ったからです。

スポーツを始めたらプロのスポーツ選手の真似から始めるように、お金持ちになりたかったらお金持ちの真似をすべきだと思ってこの本を読みましたが、お金だけでなく、仕事への向き合い方まで学べたため、期待以上の学びがありました。

この記事では、私のお金の貯め方なども紹介しているので、良かったら参考にしてみてください。

おすすめポイント

こんな人におすすめ

お金に関する7つの教え

1. “収入の十分の一を貯金せよ”

十分の一であれば生活のレベルを落とさず無理なく貯金ができるからまずは十分の一ずつ貯金しましょうという教えです。

サラリーマンの生涯賃金は平均で3億円程度と言われているため、定年まで十分の一ずつ貯金していけば3000万円の資産を得ることができます。

これを一般人の平均的な利回りである5%で運用すると、6年で4000万円、15年で6000万円にすることができます。もし十分の二ずつ貯金できたなら、6000万円貯めることができ、11年で1億円の資産を得ることができます。

十分の二の貯金は、スマホを格安simに変更、電気やガス会社の見直し、無駄な保険の解約などをして、実現している人も少なくないので、1億円の資産を得るのも夢ではなかったりします。

と言われても、頭ではわかっていても中々貯金できない人も多いのではないでしょうか?

そんな方はぜひ、貯金用の口座を用意してみることをおすすめします。給料日にひと月に貯金すると決めた金額を先に貯金用口座に移して、残ったお金で毎月過ごせば、自動的に十分の一ずつ貯金することができます。

私はこの方法で貯金していますが、ついつい使ってしまうということがなくなって、毎月決まった金額を貯金できていますよ!

2. “欲望に優先順位をつけよ”

人間の欲には底がないため、優先順位を決めて、収入の十分の九で叶う欲を満たし、叶わない欲は諦めることが重要という教えです。

お金持ちと呼ばれる人はこれが非常に上手で、例えばフェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグは、コンパクトカーで出勤するそうです。他にもマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは、飛行機での移動にはエコノミークラスを使うそうです。

このように欲望に優先順位をつけて、かっこいい車に乗ることや、ファーストクラスで優雅に移動という欲望を抑え、変わりに貯金や投資に回すことで資産形成をしています。

ここで重要なのは、欲望を抑えすぎるのも良くないということです。欲望を抑えすぎると心が貧しくなり、仕事へのモチベーションの低下などにもつながるからです。そのため、欲望の全てを抑えるのではなく、優先順位をきちんとつけて、優先度の低い欲望を諦めるということが重要です。

3. “貯えた金に働かせよ”

貯めたお金から定期的にお金が入ってくる仕組みを作れという教えです。

具体的には貯金の利息や株の配当金、家賃収入などです。

現在は貯金の利息は低くいため、貯金していてもお金は働いてくれず、お金が入る仕組みは作れません。そのため、株の配当金や家賃収入を作ることが大切になってきます。

株は全く勉強したことがない人からすると、損をしたり借金をするようなイメージがありますが、安全に運用すれば損をする確立は低くできますし、持ってるお金以上に投資しなければ借金をすることはありません。

まだ勉強途中ですが、現段階で安全かつ効率よく投資する一番の方法はS&P500に連動した投資信託を購入することだと思います。今後は株に関する本や勉強したことも紹介するので、その時にじっくり説明したいと思います。

4. “危険や天敵から金を堅守せよ”

怪しい儲け話や詐欺に騙されないようにしましょうという教えです。楽して儲けられる!みたいな話は基本的に全て詐欺だと思った方が良いです。そんな美味しい話を他人にするわけがないですからね。

個人的には怪しい儲け話や詐欺以外に、節税や無駄な保険の解約等の固定費の削減もある意味ではここに入るのではないかなと思います。

怪しい儲け話にしても無駄な保険の解約にしても、知識がないと何が悪くて何が良いものなのか分からないので、知識を身に付けることが大切ですね。

5. “より良きところに住め”

家をケチる人が多いけど、良い家に住めば貯金をするモチベーションになるし、心を豊かにする投資になるという教えです。

これは個人的には微妙かなと思います。

心を豊かにする方法も貯金のモチベーションも、家以外に他にいくらでもあると思うので、家については個人の価値観次第だと思います。あまり家に価値を見出せない人が良い家に住んでも意味がないと思います。

一生賃貸でも良いですし、持ち家を買っても良いと思います。結局は自分の心の豊かさや、仕事へのモチベーションに繋がることが大切ですから。

ただし現実として、持ち家を持つとお金が貯まりにくい(税金、保険、修繕費等)と一般的に言われているため、どうしてもお金を貯めたい!という方や、持ち家にこだわらない方は賃貸の中で良い家を探せば良いかなと思います。

私はあまり持ち家を持ちたいという願望があるわけではないので、一生賃貸で良いかなと思います。とにかく自分の価値観と相談しましょう。

6. “今日から未来の生活に備えよ”

働けなくなった時のために貯金したり保険に入ったりしましょうという教えです。貯金については賛成ですが、保険についてはむやみに入れば良いというものではありません。

何が起きたらどれくらいお金が必要なのか計算して、それに十分な貯金があるなら余ったお金を働かせるべきだと思います。

さらに言えば、積み立ての保険はあまりおすすめしません。積み立ての保険はあくまで投資商品だからです。どうせ投資商品を買うなら証券会社からもっと利回りの良い投資商品がたくさん出ているので、それにお金を使った方が結局得をします。

保険に入るなら掛け捨ての保険+投資の組み合わせの方がトータルで得をすると覚えておきましょう。

7. “自分こそ最大の資本にせよ”

これは働くことの大切さや自分を高める努力の大切さについての教えです。

仕事に幸福を見出す。つまり人に感謝される仕事をすることや仕事にやりがいや意味を見出すことで、自分も幸せになれるという教えです。現代ではお金のために嫌々働く人も多いと思いますが、仕事にやりがいや意味を見出して幸せにするのも、嫌々働くのも自分の考え方次第なのではないかと思います。

そして、自己投資についてですが、自分の資本としての価値を最大化するには、自分を高める努力が必須だと思います。

本を読んで知識を付けたり、英語などの語学やプログラミングなどのスキルを身に付ければ、自分という資本が最大化され、そこに価値を感じてお金を払ってくれる人が必ず現れます。そのためにも、まずは自分を高めるために行動を起こすことが重要だという教えだと私は解釈しています。

自己投資は、自分という資本を最もコスパよく最大化でき、お金を稼ぐ力に直結するので、小手先のテクニックを学ぶよりも、特に若いうちは自分への投資を大切にすべきです。

成功する人とそうでない人の違いは行動するかしないかだと思います。そのため、私も読書やプログラミングの勉強、お金に関する勉強など自己投資に日々励んでいます。

本を読んだ感想・得た学び

この本はとにかく読みやすくて面白い、そして勉強になります。お金に関する勉強から、仕事に対する考え方、幸福な人生を送るための考え方など、お金だけでなく人生全般の勉強になりました。

所詮漫画でしょ?とバカにしていた自分を正座させて説教してやりたくなるくらい多くのことを学べました。今回学んだことをさっそく行動に移して、幸せな人生を送っていきたいと思いました。

7つの教えの中でも特に「1. 収入の十分の一を貯金せよ」、「2. 欲望に優先順位をつけよ」、「3. 貯えた金に働かせよ」、「7. 自分こそ最大の資本にせよ」が重要だと思いました。

「欲望に優先順位をつけよ」は貯金に大きく影響を与えるので大切だと思います。貯金が中々できない人はこれができていない人が多いのではないでしょうか?

また、「自分こそ最大の資本にせよ」はこの本で学ぶべき最も大切なことだと思います。働くことの大切さや、自分磨きの大切さなど、幸福な人生を送るために大切な考え方がこの教えには詰まっていると思います。ぜひ本を読んでこの教えを自分のものにしていただきたいです。

得た学びをどう行動に繋げるか

・通常の貯金とは別に120万円の貯金を作る

万が一のケガや病気に備えて生活費を月20万円として半年間分の貯金をします。半年分あれば急なケガや病気で働けなくなっても、傷病手当金も活用すればしばらくは生活できます。まさに「今日から未来の生活に備えよ」です。

保険に入れば良いのでは?と思いますが、保険は使う機会がほとんどないので、独り身の私としては保険に使うくらいなら貯金に回した方が良いのではないかと思います。家族持ちの方は上述しましたが、掛け捨ての生命保険に入った方が良いですね。

・投資の勉強をする

不動産投資とインデクッス投資について勉強します。これからの時代は貯めたお金に働いてもらうのは必須ですので、投資の勉強は必須ですね。不動産投資はある程度まとまったお金が必要なので、投資用の貯金が貯まるまでに勉強し、インデクッス投資は少額からでも始められるので、すぐに勉強して始めたいと思います。

・マインドマップ等を使い欲望に優先順位をつける

私は多趣味で割と欲深いタイプです。欲しいものを挙げればキリがなく車、パソコン、釣り具、ワインセラーおまけに船まで。しっかりと優先順位をつけないと無駄遣いが止まらなくなりそうです。

私の場合は収入の十分の二を投資用として貯金に回したいので、残り十分の八で叶う欲望だけを叶えていきたいと思います。欲望を抑えるのは辛いと思いますが、未来への投資だと思って頑張りたいと思います。

まとめ

今回は100年読み継がれたベストセラー『バビロン大富豪の教え』の漫画版について紹介しました。

学校では教えてくれないお金に関する知識だけにとどまらず、仕事への向き合い方や幸福な人生の送り方も教えてくれる本で、原著は100年前に書かれましたが現代にも通じる部分が多く、お金の勉強をあまりしてこなかった方は特に読むべきだと思いました。

漫画なので読みやすいうえに面白く、普段本を読まない方でもスラスラ読める内容になっています。

お金に関する7つの教えを守れば、どんな人でも大きな資産を作ることができるので、実践してみるべきだと思います。お金持ちとそうではない人の違いは、行動したか、しなかったかです。私もまずは貯金と欲望の順位付けから始めようと思います。

今回は以上になります。お金に関する勉強はかなり興味のあるトピックなので、これからも定期的に紹介していきたいと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。

参考

原作:ジョージ・S・クレイソン、漫画:坂野 旭 (2019)、漫画バビロン大富豪の教え 文響社